こんにちは~ Moeです💖
今回は私が半年間、ほぼ毎月受けているフランス語試験TCF CANADAについて紹介します。
TCF CANADAは、カナダの移住や永住権申請の際に必要なフランス語能力証明として使える試験です📝
もし「TCFってどんな試験?」「どのくらい勉強すればいいの?」と疑問を持っているなら、この記事がきっと役立つはず✨
私自身、これまでに5回受験した経験があるので、試験の内容や受験のコツまで徹底的に解説します!
TCF CANADAとはどんな試験?
TCF CANADAはフランス語能力を証明するための4技能試験で、特にカナダ留学・移民申請用に特化しています。
他のフランス語試験(DELF/DALFなど)と比べて開催日程も多く、カナダ国内では手軽に受験できる点が特徴です📝(国外でも一部の国で受験可能)
- カナダ政府公認のフランス語能力試験
- 特に移民プログラムや市民権申請におけるフランス語の能力証明に利用
- 試験項目は聴解(Compréhension orale)・読解(Compréhension écrite)・口頭表現(Expression orale)・筆記表現(Expression écrite)の4種類を指定のセンターにて受験
- 合格・不合格はなく、結果はスコアで表示
- スコアの有効期限は2年間
- 受験料は400ドル前後(センターによって異なる)
カナダ国内都市部ではほぼ毎月・毎週開催されています!
試験結果はCFR(ヨーロッパ共通参照枠)に基づいてA1からC2までのレベルで評価され、さらには就労ビザ・永住権申請用のスコアにNCLC(仏語版CLB)に変換することができます。
Express Entryにおける仏語能力のメリット
フランス語力を示すスコアが高ければ、高いほどCRSスコアで追加ポイントがもらえます。一つの目安として、全スキルNCLC7(大体B2以上)のスコアを取得すると50ポイントが加算されます!また、French Proficiency Categoryでのドロー参加資格も得られます。
つまり、TCF CANADAの結果が良ければ永住権取得の可能性がグッと高まるというわけです!
TCF CANADA試験の構成と特徴
TCF CANADAは、以下の4つのセクションで構成されています:
- スピーキング(Expression orale)
- リスニング(Compréhension orale)
- リーディング(Compréhension écrite)
- ライティング(Expression écrite)
スピーキングは対面、それ以外は全てコンピューターで試験を行います。
大体スピーキングと他3つの試験の間は待機時間があり、私はいつも1-2時間近所のカフェで時間をつぶしています。
私がいつも受験する順番順に説明します📝
スピーキング(Expression orale)
全3パート・約15分、面接官と1対1の面接形式でスピーキング試験を行います。
Tache 1:自己紹介(2分)
Tache 2:お題について質問を考える(2分)・質問をする(3分半)
Tache 3:お題について議論する(4分半)
Tache 1は固定なので対策しやすいですが、面接官から質問されることも多いです。
Tache2はとあるシチュエーションが与えられ、面接官にひたすら質問します。(例:面接官が近所の人、自分は引っ越してきたばかりの人で近所の雰囲気・施設について質問)
Tache3は与えられたお題について一人で意見を述べます。こちらも面接官がつっこんで質問してくるので、反論など対応する必要もあります。(例:国を変えることは、文化を変えることか)
Tache3が結構重いです……
リスニング(Compréhension orale)
全39問・約40分、A1レベルの簡単な問題からC2レベルの問題まで1度のみ音声が流れます。
最初は画像を見て・音声を聞く問題、後には日常会話・ニュースの一コマなど幅広い素材から出題されます。
四つの選択肢も聞きながら読まないといけないので、スピード勝負に感じる部分もあり!
コンピューターベースなので、全ての試験が終わるとすぐに結果が渡されます。
YouTubeにサンプル問題あり!
リーディング(Compréhension écrite)
全39問・60分、A1レベルの簡単な問題からC2レベルの問題まで段々レベルがあがります。
IELTSなどと比較すると文章はそこまで長くなく、最初の方は広告・メールなど短い文章も多いです。
全ての問題は4つの選択肢から選ぶ必要があり、自分から書き込むことはありません!
こちらもコンピューターベースなので、全ての試験が終わるとすぐに結果が渡されます。
39問読んで4つの選択肢から答えるシンプルな出題形式です!
筆記(Expression écrite)
全3パート・60分、パソコンで全ての問題に答えます📝
アクセント(â)などは全て画面から選べるので、フランス語入力がよくわからない人でも安心です。
Tâche 1:手紙の返信・誘いのメール・募集広告など(80-120文字)
Tâche 2:体験談・記事を書く(120-150文字)
Tâche 3:1つのテーマに対する2つの文章(賛成・反対)を読んで意見をまとめる(40-60文字)・自分の意見を書く(80文字-120文字)
文字数はタスクごとにどんどん増えていくので、時間もその分かける必要があります。
文字数制限を無視すると、成績が自動的にA1になるので注意です!
一番頭を使うライティング、私は一番苦手かも😓
TCF CANADA受験の流れと必要な準備
- 試験申し込み
試験はオンラインで簡単に申し込めます。受験料は約$400(CAD)程度。 - 試験日当日
パスポートを忘れずに持参!試験会場への到着は、EO(スピーキング)の試験開始時間によって異なります。
私がいつも受験するセンターでは、EO→CO→CE→EEの順番で試験を行います。 - 試験の結果
TCF CANADA受験日から3週間以内にメールでPDF形式で届きます。(センターによって異なる場合あり)
試験1週間前にConvocation(招待状)が届きますが、特に持参する必要はありません。
試験を受けた後30日はTCF CANADAを受験することはできず、30日あけて再受験する必要があります。
詳しい流れは受験するセンターによって異なる場合も多いので注意!
バンクーバーでTCF CANADAが受験できる場所
バンクーバーでTCF CANADAが受験できる場所は2カ所です📝
- Ashton Testing Services(私はこちらで毎回受験)
- Alliance Française Vancouver
バンクーバーに限らずBC州でTCFを受験できる場所は、この2カ所しかなく枠も限られています。
受験申し込みは受験月の約1-2カ月前ぐらいから始まり、枠が開くとすぐに埋まることも珍しくありません!
枠が埋まらないように、早めに予定をチェック&予約がオススメです!
申し込みや受験の支払いは全てネット上で完了します✍
TCF CANADAを5回受験した私が感じたこと
TCF CANADAは各国の受験者がいますが、中には私を含めて何度も受験している人も少なくありません。
勉強方法も様々でいろんなバックグラウンドがあるなか、永住権のスコアを目指している人がほとんどなので受験するたびに刺激を受けます!
私自身は最初はA2-B1レベルでしたが、現在はB2-C1のスコアも出せ、全スコアNCLC6ぐらいは取れるようになりました!(レベル7までもう1プッシュ✨)
試験結果に満足するためには、フランス語の基礎をもちろん、フランス語に毎日触れて対策することが大事です📝
「準備した分だけ結果がついてくる!」試験なので、自分を信じて勉強し続けましょう!
【まとめ】TCF CANADAを受験してみよう!
今回は、カナダの移民用フランス語試験TCF CANADAについて紹介しました📝
TCF CANADAは、準備すれば必ず乗り越えられる試験です✨
フランス語学習のモチベーションにもなりますし、結果が出た時の達成感は何にも代えがたい!
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです💖
それでは、À bientôt!