こんにちは~ Moeです💖
先日4カ月待った就労ビザがついに承認されて、ワーホリ後のビザをやっと手にすることができました!
私が取ったビザは少し珍しいFrancophone Mobility Programを使ったLMIA免除の就労ビザ(3年分)でした。
今回は、仏語を使ってカナダの就労ビザを取得した体験記を紹介します📝
Francophone Mobility Programとは?
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Francophone Mobility Program は一言で表すと「カナダ(ケベック州外)にフランス語話者を増やそう!」という趣旨のプログラムです!
このプログラムは主に 就労ビザ や 永住権 に関連しており、フランス語を話せる外国人がカナダで働く道を広げることを目的としています📝
Francophone Mobility Work Permit(LMIA免除・C16)の特徴
カナダの就労ビザと言えばLMIA(就労ビザ申請前に雇用主が取得する外国人労働許可証)と合わせた申請が一般的ですが、Francophone Mobility Programを通した就労ビザは「LMIA免除」なのでLMIAが不要です📝
必要な仏語能力:リスニング・スピーキングのスコアがCLB5(B1)以上
職業:農業系(TEER4,5)以外ならOK
居住地:ケベック州以外ならOK
LMIAの審査はいりませんが、Closed Work Permit(雇用主限定ビザ)なので、雇用主からのJob OfferとProcessing Fee($230)は必要です📝
最近話題のROワーホリのように高額な参加費用もかからないので、試験1発で通るフランス語能力があればコストに関してはかなり安く抑えられます!!!
詳しくはIRCCの公式情報を参考にしてください👇
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ワークパーミットを取った後も勉強を続けて、フランス語で永住権の可能性もあります!
Francophone Mobilityの就労ビザを取ろうとしたきっかけ
![Francophone Mobilityの就労ビザを取ろうとしたきっかけ](https://moefuldays.com/wp-content/uploads/2025/01/rachel-coyne-tImZgkTcCbQ-unsplash-scaled.jpg)
![Francophone Mobilityの就労ビザを取ろうとしたきっかけ](https://moefuldays.com/wp-content/uploads/2025/01/rachel-coyne-tImZgkTcCbQ-unsplash-scaled.jpg)
Francophone Mobilityの就労ビザを取ろうとしたきっかけは、ざっと考えてみるとこの4つ!!
- 時間的・金銭的負担を減らしたかった
- 人にお願いするのが苦手だから
- フランス語が身についてお得じゃんと思った
- 勤務先が規模的にBCPNPに対応していない(将来的にEE加点狙いたい)
時間的・金銭的負担を減らしたかった
就労ビザは種類にもよりますが、大抵は時間・金銭的な負担が大きいです!(普通のワーホリは楽)
ECEという職業柄周りにもいろんな形で就労ビザを取得した人がいますが、ワーホリ後は大体みんな結構な出費(数千ドル)してます📝
日本の大学新卒→カナダの保育カレッジ1年→カナダワーホリの私は、LMIA・日系ROワーホリは金銭的に考えるだけできつかったです😓($2000-6000ぐらい払ってるイメージ)
しかも最近はカナダに外国人労働者増えすぎて、LMIAの取得に8-9か月ぐらいかかる人も多いので、時間的負担も大きく、考えれば考えるほど「LMIAは避けたい!!」と思うようになっていました。
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しかも、途中でポリシー変わってLMIAは大分規制かかっちゃったね😓
人にお願いするのが苦手だから
LMIAを避けたかった他の理由として、雇用主側の負担もありました📝
LMIAはそもそも申請者自身が手続きを行うものではなく、雇用主が手数料を支払い、手続きに動く必要があります。そのため、雇用主にとって時間的・金銭的な負担が大きいのが実情です。
LMIAに対する雇用主の考え方はそれぞれ異なり、「うちは絶対に申請しない」と明言するデイケアもあれば、私が面接を受けたデイケアの一つでは「いますぐにでもLMIAを申請してあげるから、働いてほしい」と言われたこともあります(笑)
うちの雇用主は仕事が決まる前から、ビザのことについて話してくれてて「LMIAも協力できるよ!」と言われていました。
しかし最終的には、人にお願いして自分のために動いてもらうのが苦手だったことから、できるだけ自分だけで完結できる方法を探すことに!
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ちなみにFrancophone Mobilityも雇用主限定ビザだから、ジョブオファーはお願いする必要がありました!
フランス語が身についてお得じゃんと思った
とてもシンプルな考えですが、Francophone Mobilityを知った時にはそう感じました(笑)
「就労ビザも取れて、もっと頑張れば永住権(EE)の加点にもなる!しかも語学も身につく!?」
一石三鳥じゃんと飛びついて、「ワーホリが終わるまでに必ずスコアを取得して、就労ビザを申請する」と心に決めました📝
勤務先が規模的にBCPNPに対応していない(将来的にEE加点狙いたい)
フルタイムで働いているデイケアが小規模だったので「保育士として永住権をとるなら定番のBCPNP(今はちょっと難化して状況が変わったけど)」を必要な就労経験が溜まる2年後にサポートすることが不可能、職場を変える以外絶望的でした。
このこともあって、PNPサポートできる仕事探しをした時期もありましたが、前述の考えもあって「じゃあフランス語を勉強して、EEの加点も目指そう」と方向性を変えたことがきっかけです。
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ビザ・永住権サポートしてくれる仕事場を探すよりも、自分でコツコツ勉強して狙う方が性に合っていると感じました💓
就労ビザ申請前→承認までのタイムライン【個人申請】
2023年11月24日:カナダに再入国・ワーホリ1年スタート
2024年2月:ECE(保育士)としてフルタイム勤務スタート
2024年3月:Francophone Mobilityの存在を知り、フランス語学習スタート
2024年6月:TCF CANADA 1回目受験
2024年7月:TCF CANADA 2回目受験
2024年8月:TCF CANADA 3回目受験・スコア達成
2024年9月20日:就労ビザ申請
2024年11月23日:ワーホリ切れる→Maintained Status突入
2025年1月15日:就労ビザ承認🎉
実は私はECEの学校に1年通った後、資格が出るのを待ちつつ日本に3カ月ほど帰国していましたが、一時帰国中にカナダの仕事が決まった状態でカナダに戻ってきました。
「さ~て仕事12月から頑張るぞ!」と思っていたものの、カナダに来てみるとまさかの「まだフルタイムでは働けない状態」で他ロケでパートタイム勤務はできたものの、フルタイムがいつ始まるか未確定!!(新しいデイケアだったので認可が降りるまで時間がかかっていた)
ワーホリに日本帰国中3カ月のバイト代・最低資金で戻ってきたので、経済的にもきつく「そんなことなら、いっそのこと新しい仕事探す!」と思って、帰ってきてからすぐ~12月末は新しい仕事探しをしていました📝
ただ、ワーホリ後のビザを考えた仕事探しはそんな1か月そっとでは安易には進まず、5か所ぐらい面接・トライアルして結局気疲れした時に、フルタイムが2月から始まることが確定したので、そのまま仕事継続を決意!!
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単なる仕事探しならまだしも、初対面でビザ・永住権の話するの結構キツカッタ😓
TCF CANADAの受験
カナダ政府が認めるフランス語試験は2つ、TEF CANADAとTCF CANADAがあります📝
私はTCF CANADAを選び、2024年6月からスコアが出るまで毎月受験→3回目の受験でスコア達成しました。
結果がでるまでに2-3週間、試験日は最低1か月開ける必要があったので、入れれるだけ入れました!
ちなみに受験日はバンクーバーの受験会場で1回395ドル、安くはないです😓
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スコアが出なかったら終わりなので、とにかく毎月受験した!
![](https://moefuldays.com/wp-content/uploads/2024/12/TCF-CANADA-試験内容・.webp)
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就労ビザの申請
8月に受験したTCF CANADAのスコアが9月に出てすぐに、雇用主に連絡、就労ビザ申請を進めました📝
就労ビザを申請する(ROは除く)とワーホリが切れても、就労ビザが出るまでは働けるMaintained Statusが与えられるので、11月にワーホリが切れてからも働いていました。
就労ビザ申請時には予想待機期間「125日」となっており、長期戦も覚悟していましたが、ほとんど予想と同じ4カ月弱で就労ビザが承認されました💓
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ほぼ毎日何も変わらないIRCCポータルにアクセスしていた(笑)
コンサルの利用について
代理申請してくれるビザコンサルを利用するかどうか、申請直前まで悩んでいましたが、結局のところは利用しませんでした。
理由としてはやはり金銭的負担であり、どうしても安く済ませたかったのでリスク覚悟で自己申請しました📝
申請書類も全部自分で作成、雇用主側の書類も全て私が1から10まで説明して作ってもらいました。
自分のミスでビザが拒否されるとMaintained Statusを失い、すぐに解雇→帰国の可能性もあったので、ストレスは大きかったです😓
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毎日ビザが拒否されたら…..て嫌な妄想しちゃってた!
フランス語の勉強法は?
![フランス語の勉強法は?](https://moefuldays.com/wp-content/uploads/2025/01/名称未設定のデザイン-9.jpg)
![フランス語の勉強法は?](https://moefuldays.com/wp-content/uploads/2025/01/名称未設定のデザイン-9.jpg)
おそらくFrancophone Mobilityで就労ビザ取得・フランス語EE加点を目指す人が一番気になるのが、フランス語の勉強法だと思います📝
就労ビザ申請に必要なCLB5はB1レベル(聞く・話すのみ)、EEの加点には全スキルCLB7(B2)が必要です💖
実は私はフランス語は全くの0から始めたかというと嘘で、大学時代の第二言語として週2回×2年勉強、記念受験で仏検3級(A1)を5年前に取得していました。
でもその直後のコロナ禍に韓国語を習得したこともあり、フランス語とは遠い存在になりほとんど文法も基礎も覚えていませんでした😓
結局のところ私はA1レベル→約6カ月の勉強で、就労ビザ申請に必要なCLB5を取得することができ、今も全スキルCLB7(B2)とってEEの加点をもらうために受験し続けています📝
とにかく毎日勉強する
語学学習において「楽しんで勉強」する方法はありますが、楽はありません!
人によって合格までの目標期間は違うと思いますが、私のようにワーホリ1年・ビザ残り期間が少ない人にとってはとにかく毎日勉強することが必要です📝
私は最初の2カ月ほどはやる気が出ず1日2時間できれば上出来でしたが、一度目のTCF受験を始めてからは1日最低3-5時間は勉強していました📝
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まさに気分は受験生!
たまにDuolingoでコツコツ勉強している人を見ますが、正直なところ「それだけはやめとけ!」て思ってます。
何か他の教材で勉強中の場合の+αであれば大丈夫ですが、アプリだけで勉強すると何年経ってもスコア取れません......
私は3級合格レベルに達するまで仏検対策から勉強をスタートさせました!
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何かを犠牲にする覚悟を持つ
勉強法というかメンタル的な話ですが、フランス語学習は孤独です(笑)
カナダの東側に住めばフランス語話者も多いので変わってくるかもしれませんが、私が住んでいるバンクーバーにはフランス語話者が少なく、住んでいても馴染みがない言語です。
特に独学の場合は励ましあえる相手がおらず、試験前は勉強に集中して人との関係も希薄になりがちなので「何かを犠牲にしている感」が激しいです!
私がインスタグラムでフランス語学習(言語学習)に関する発信を始めたのも、この孤独きっかけであったり✨
それでも勉強を続けていれば結果は見えてくるので、孤独と闘いながらフランス語マスターを狙いましょう💓
聞く・話すに集中する
就労ビザの申請には、今現在スピーキング・リスニングのスコアしか関係ありません!!
リーディング・ライティングは極論対策なしでもOKなのです✨(全て受験は必須)
就労ビザ用のフランス語勉強には基礎・初中級文法を終えた後は、とりあえずスピーキング・リスニングに集中しましょう。
【まとめ】フランス語で就労ビザが取れた!
今回は、仏語を使ってカナダの就労ビザを取得した体験記を紹介しました📝
今からカナダに来る人・カナダで生活しているけど、今後どうするか迷っている人にこんな選択肢もあるんだよ~と理解してもられば嬉しいです!
フランス語の学習方法はこれからもこのブログで更新するつもりです!
ビザや申請方法についてもっと詳しく知りたい方は、ビザコンサルタントなどの専門家に聞いてください💓
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