2020年8月からオランダに交換留学予定だったMoeです!
留学といえば、経済的な問題がつきもの
私も、親から「交換留学に行くなら奨学金を取りなさい!」と言われていました!
そんな中、応募した業務スーパー奨学金
結果は、書類も2次審査も見事に合格でした!
今回は業務スーパー奨学金について、そして書類を書くときに意識したことを自分と友人の実体験を交えてシェアしたいと思います😃
業務スーパー奨学金とは?
業務スーパー奨学金と簡潔に説明してきましたが、正式名称は「公益財団法人 業務スーパージャパンドリーム財団派遣留学奨学生」となっています。
そうです。
あの街にある業務スーパー(正確に言えば、公益財団法人 業務スーパージャパンドリーム財団)が支援する奨学金です!
業務スーパー奨学金の採用人数・その金額は?倍率?
毎年数百人の奨学生に対して、国や期間(原則12ヶ月以内)は関係なく月額15万円という多額の奨学金を給付しています。
私が応募した2020年度は約350人でした!(21年度は未定との記載)
気になるのは倍率だと思いますが、残念ながら募集財団による明記はされていません……。
大学によっては学内選考があったりと、ハードルの高さは少しバラバラなのかもしれません。
実際に採用された友人からよく聞いていたのは、1次選考で人数を絞り、2次選考では面接では本当に奨学生として留学に送り出しても大丈夫なのか足切り程度に見るとのことですが、正直真相はわかりません😅
2次選考の面接については、経験することができなかったので詳しいことは他の方の体験談をご覧ください!
実際に経験した方からは、集団面接では受験者は留学先が同じ地域で固められ、受験者同士が仲良くなれたということを聞きました!
しかし、面接の中には緊張感が高い場面もあったようです😰
そして2020年は例年と違い、2次選考が対面の面接ではなく課題になっているので正直なところ、1次選考でどれほど人数が絞られたのかは未曾有です。
応募条件
この奨学金に申し込むに当たっては、応募条件を全て満たす必要があります。
(年度によって変わる可能性があるので、注意してください。)
2020年度の応募条件はこうでした!
- 国際交流と相互理解への関心があること
- 大学2年生以上の学部生であること(大学院生不可)
- 35歳以下
- 学内選考がある留学プログラムへの応募
- 語学研修目的の留学ではないこと
- 他の団体からの奨学金を受給していないこと(併願は可能)
- セメスターあたり6単位以上に相当する時間の学習計画を立てること
- 帰国後の報告会等の諸活動に参画できること
- 専門職大学院への留学でないこと
- 日本国籍を有すること
- 学力基準および語学力基準を満たすこと
※GPA2.5以上、留学先での主な使用言語が英語であればTOEIC820・IELTS5.5・TOEFL ITP 500・TOEFL iBT 70以上(文系)TOEIC650・IELTS5.0・TOEFL ITP 435・TOEFL iBT 41以上(理系)その他の言語は中国語HSK5級以上(文理問わず)、CEFR A2以上となっています。
応募期間・応募書類
応募期間は大体1月初旬から末(今年度は1月6日〜31日)にありますが、大学によっては学内での出願期間があったりと違った日程が設けられることがあるので注意してください。
私の通う大学では大体1月20日頃には締切だったと思います。応募書類は下記の通りです。
- 申請書
- 誓約書
- 指導教員推薦書(厳封)
- 在籍証明書原本
- 学業成績証明書原本
- 現在履修中の科目がわかる書類
- 語学能力を証明する資料の写し
- ボランティア証明書の写し(任意・ある方のみ)
- チェックシート(大学側が準備するので個人では必要なし)
所定用紙があるものは、HPよりダウンロードしなければなりません。
指導教員推薦書はお願いするものなので、時間を持ってお願いしたほうが良いです。
私は演習の先生が転勤していたりとなかなか人を探すのに苦労しましたが、とある英語の授業(Sociolinguistics)の先生(ルーマニア出身)にお願いしました。
私の大学は冬休み後、授業が1週間しかないために少し日に余裕を持つことができなかったため、冬休みが始まる前には考え始めたほうがよかったなと反省です😅
ちなみに推薦書は日本語でも英語でもどちらでも構わないそうです。
現在履修中の科目がわかる書類は、A4一枚と指定されています。横書きで簡潔に科目名だけ並べました。
語学能力を証明する資料の写しはIELTSのコピーを準備しました。
ボランティ証明書の写しは任意とのことですが、私は高校時代にボランティア部に所属していたために当時の証明書を4枚添付しました。
去年合格した友人は生まれてから今まで全てのボランティア証明書を出したとのことです😂
業務スーパー奨学金・書類通過のコツとは?
書類通過のために一番ネックとなるものは紛れもなく申請書であると考えられます。
申請書にはまず留学先での滞在期間やなど一定の基礎情報を記入します。
また将来の夢や現地で学びたいことを簡潔に述べなければなりません。
あまりスペースがないので、あくまでも簡潔に、伝わりやすくをモットーに書きました。
現地で履修予定の科目も記入しなければならないため、留学先の授業と自分の学びたいことがしっかりリンクしているか確認しましょう。
その後、下記の三つを記入します。
- 留学先を選択した理由
- 留学先で学びたいことや経験したいこと
- 留学先で学んだことをどう活かすか
これら三つの質問は他の奨学金の申請でも聞かれるような比較的一般的な質問なので、この業務スーパー奨学金以前に他の奨学金に応募していたのであれば、そこから発展させることも十分可能だと思います。
私は他の奨学金にも取り組んでいましたが、②と③の内容は大体くっつけられて意見を求められることが多かったので、留学先で学びたいこと・それをどう活かすかを切り分けるのが難しいと感じました。
①留学先を選択した理由 冒頭になぜ私がオランダという国に興味を持ったのかを述べた後、前半で日本の現状やなぜオランダが子育てにおいて日本のモデル国となるのかを将来の夢(心理学の観点から日本をより子育てをしやすい環境に整える)とリンクさせながら書きました。
そして留学先の大学が国際的であることや、心理学が有名で英語での授業が多く存在しているため、私の留学先にいかに適しているかを後半で説明しました。
ここで意識したことは、なぜ留学?そして留学先がオランダであるべきなのかです。
②留学先で学びたいことや経験したいこと ここでも将来の夢とリンクさせながら、現状を打開する夢の実現には現地ではどのような学びが必要であるかを履修予定の科目など具体例を出しながら述べました。
ここでは最初に「私が留学先で学びたいことは○○です。」のように結論を先に持ってきて、後で詳しく説明するように意識しました。
また私は大学での教授の言葉を引用して活用した部分もありました。(思わぬところにキッカケやチャンスは転がっているので、授業はしっかり聞きましょう笑)
経験したいことに関しては、国際的な大学ならではの国際交流がしたいことや、日本の大学で経験した日本語パートナー活動を続けたいことや日本文化を広めたいと書きました!
友人は現地で日本食を振る舞うなど業務スーパーの商品を使った現地体験をアピールすることも意識したらしいです!
学びたいことと経験したいことの割合は特に意識はしませんでしたが、後で読んでみると8:2ぐらいでした!
③留学先で学んだことをどう活かすか ここでも将来の夢をベースとして、留学先の学びを近いところでは帰国後すぐの卒業論文執筆に活かすことや、大学院での学びにどのように繋げるかを書きました。
ざっくりと説明すると自分のキャリアプランにどのように留学先の学びを取り入れようとしているのかを述べた感じです!
海外の大学院進学を考えていることや、国際性を持った心理に関わる人間になりたいとまとめた上で、心理学が持つ”科学者ー実践者モデル”との繋がりも意識して書きました。
友人は過去→現在→未来で書くことを意識したと言ってましたが、私も同感です!
その後に自己PRをA4二枚以内で求められます。
差がつく自己PR!
自己PRはA4二枚以内であれば、完全にフリーです!
私も当初は真っ白なワードを目の前に、何を書けばいいのかすごく悩みました。
悩んだ挙句、私の人生・そしてこれからをありのままに書いてPRするしかないとないと思い手を進めました!
前半では私の生い立ちや将来の夢をなぜ持ち始めたのかということを説明して、後半では私は”Think Globally, Act Locally”という言葉が好きなので、どのようにこれから留学そしてその後の学びを通じて実現していくかということを結論にしました。
書式フリーとのことなので写真やグラフも複数用いて、視覚的にもわかりやすく説明するようにしました。
いざ読み返してみると恥ずかしいものですね(笑)
自己PRは本当にフリーです!
あまり誰かのものを参考にすべきなのかはわかりません。
どこまで学術的にすべきなのかもわかりません。
私は大学の部活のコンサートの写真も用いました!
自己を自由に表現してください!
迷ったら応募しよう!
以上が業務スーパー奨学金についての情報、そして私が書類を書く際に意識したことでした。
あくまでも一個人が意識したことなので、全てを間に受けすぎず、どの項目においても自己を精一杯できれば簡潔に表現してください!
また応募するか迷っている方がいらっしゃるのであれば、応募することを強く勧めます。
交換留学ということで選考はあるものの、今はお金さえ払えば誰でも留学にいくことができる時代です。
私はこの奨学金に応募するプロセスを通じて、自分の考えを具体化することができました!
絶対に損はしない苦労です。
それでは頑張ってください!
※この情報は2020年度のものです。