
韓国人の英語発音は上手!日本人よりもネイティブっぽく聞こえるのはなんでかな?
韓国語をかじったことある方・韓国人の英語を聞いたことある人の中には、そう思ったことがあるのではないでしょうか?
日本人が話す英語がカタカナ英語と言われるように、韓国語式英語はコングリッシュと言われています!
英語をある程度話せる身からすると、必ずしも韓国人の英語発音=良いというわけではありませんが、カタカナ英語よりは良く聞こえやすいのは確かです。



カナダ在住、韓国語・英語両方話すMoeです💖
今回は日本式英語(カタカナ英語)とコングリッシュを比べてみます📝
なぜ韓国人は日本人より英語の発音がうまいのか?


そもそも「なぜ韓国人は日本人より英語の発音がうまい?」と感じることが多いのでしょうか。
それは、ハングルの仕組みにあります📝
母音と子音の多さ
ハングルは世宗大王によって作られた文字で、日本語と比較して母音と子音の数が多いのが特徴です📝
たとえば、英語の発音でよく使われる 「f」や「v」 といった音は、日本語にはないため日本人にとって発音が難しいですが、韓国語にはそれに近い子音(ㅍ[p] や ㅂ[b] など)が存在するため、英語の音に慣れやすいと言われています!



音が多いから韓国語勉強する時もちょっと大変!
子音で終わる発音の存在
日本語の音節はほとんどが母音で終わりますが、韓国語では 「밥」(pap, ご飯) のように子音で終わる単語が一般的です📝
これにより、英語の 「stop」 や 「cat」 といった子音で終わる単語の発音も習得しやすいと言えます!
一方、日本人は「ストップ」や「キャット」のように母音を付け加えがちです。



「キットカット」は韓国語で「キッコッ」!
ハングルの仕組み自体が発音に忠実
ハングルは1つの文字が基本的に「1つの音」を表すため、発音の仕組みが非常に論理的で直感的です✍
例えば、 「ㄱ」(k/g) はいつでも同じように発音されるため、英語の発音学習にも応用しやすいのです!
日本語英語とコングリッシュを比較
このように発音に差がある、英語とコングリッシュですが動画で実例をみてみましょう!
日本語英語とコングリッシュで単語を比較した動画
韓国在住アメリカ人YouTuber The World of Dave 데이브の動画です
日本語・英語・韓国語・中国語の発音の違いを面白おかしく紹介しています!
コメント欄で日本語英語はcute、韓国語英語はprettyとよく言われています(笑)
こちらは日本語・韓国語・英語を比べたものですが、全員はっきりとした発音でとてもわかりやすい!
こんなところに差があるのかと思いますね!
国の名前や俳優の名前やブランド名など、そこにも違いが?というような動画もたくさん出されています!
この他にもThe World of Dave데이브の動画には、発音を比較したものがたくさんあるので、気になった方は他の動画も探してみてください!



人気なので日本語字幕もほとんどの動画についています!
こちらはだいき&ぜひょんの動画!
カタカナ表記付きでわかりやすい動画です。
日本に高三まで住んでいた在日韓国人ゼヒョンくんと、生まれてからずっと韓国のダイキくん(韓国人)による日本式と韓国式の英語発音の違いです!
韓国人がコングリッシュを話す動画
こちらは数年前に話題となった「ソウル大学の生徒に英語ではなしかけてみた」動画です!
韓国の中でも上位1%に入る超名門大学のソウル大学に通う生徒は果たして英語が話せるのか?という社会実験動画ですが、韓国人が話す英語がつかみやすい!
日本語字幕もあるので、ぜひ見てください。
こんな感じで、韓国でも英語のネイティブ発音は「え?」と聞き返してしまう現象は多々あります(笑)
果たしてこの実験を日本でやったら、どんな感じになるのだろうか…….
コングリッシュの主な特徴
コングリッシュを聞き取る時にはいくつか特徴があるので、押さえておきましょう💖
場合によっては旅行などでカタカナ英語よりもコングリッシュの方が伝わりやすい場合があります!
英語由来の単語が韓国語化
英語から取り入れた単語が、韓国語の発音や文法に合わせて変化しています。
- 아이스크림 (a-i-seu-keu-rim): アイスクリーム
- 핫도그 (hat-do-geu): ホットドッグ(ただし、韓国ではアメリカンドッグを指すことが多い)
- 핸드폰 (han-deu-pon): 携帯電話(英語では「mobile phone」または「cell phone」)



アイスクリームは「アイスクリム」、韓国語は伸ばす棒がないよ!
意味が変化した英語表現
英語とは異なる意味で使われる単語や表現も多いです。
- 노트북 (no-teu-buk): ノートパソコン(英語では「laptop」)
- 미팅 (mi-ting): お見合い(英語では「meeting」とは無関係)
- 서비스 (seo-bi-seu): 無料サービス(レストランなどで「おまけ」として提供されるもの)
造語や独自の略語
英語を元にして韓国独自の造語が生まれることもあります。
- 셀카 (sel-ka): 自撮り(「self-camera」の略)
- 원샷 (won-shot): 一気飲み(英語の「one shot」から)
韓国語式発音
英語の単語が韓国語の音韻体系に合わせて発音されるため、音が変わることがあります。
- 컴퓨터 (keom-pyu-teo): コンピュータ
- 치킨 (chi-kin): フライドチキン(英語の「chicken」より限定的な意味)
英語風の韓国語表現
英語のフレーズやスタイルを取り入れた表現が、韓国語の文法に従って使われます。
- 오케이 (o-ke-i): OK(発音そのまま)
- 파이팅 (pai-ting): 頑張れ!(英語の「fighting」から)
韓国語学習者はコングリッシュも抑えておこう!
今回は日本式英語(カタカナ英語)とコングリッシュを比べてみました!
想像より、カタカナ英語と異なりましたか?
動画を見ていただければわかると思いますが、カタカナ英語とコングリッシュは似ているところもあります📝
そもそも、日本語と韓国語の発音は、英語と日本語・英語と韓国語よりも近い部分があるので必然的にそうなるみたいですね✨
韓国語を学ぶ上で、コングリッシュを理解しておくと外来語などに対応しやすいです!
ぜひ韓国語学習者の方は、単語だけでもコングリッシュに耳を鳴らしておくのはどうでしょうか💓
YouTubeなどの動画をぜひ参考にしてくださいね!

