【学部選択】大学で心理学を専攻しようと考える高校生へ【心理学専攻3年生から】

2021年2月22日

【学部選択】大学で心理学を専攻しようと考える高校生へ【心理学専攻3年生から】

「高校までの生活と違い、大学は学びたいことを学び、研究するところです。」

そう言われても、今までみんなと同じような授業を満遍なく受けてきたから、特別勉強したいことなんてない。

もしくは……

心理学にはずっと漠然に興味があったから専攻しようと考えている。

 

この記事を見ている方はきっとこのどちらかに当てはまる方が多いはず!

私は現在心理学専攻の大学三年生ですが、今まで心理学を専攻する者同士で「想像と違った」とのような話を何度も聞いたことがあります。

大学入学後、「理想と違うじゃん…..」「後悔した……」そんなことがないように、

今回はそんな心理学を専攻しようか考えている高校生にオススメの記事です!

心理学を専攻しようと考えている高校生へ

心理学ってどんな学問?

心理学は日常の多岐な場面に渡って応用されており、身近な学問です。

心理学自体の種類も発達心理学・神経心理学・パーソナリティー心理学・犯罪心理学など様々で、学年が進むと学ぶ選択肢も増えます。

心理学が日常で使われている例としては、テレビで見る広告やスーパーの値札などでしょう。

同じような2つの商品を見たときに、

¥15,000 → ¥10,000

¥10,000

などと値札があれば、前者の方がお得に感じませんか?

これは係留効果と言われており、どちらかをより売りたい時など係留効果をつけることで人の購買意欲を掻き立たせることができます。ちなみに、これは認知心理学で学ぶ内容の一部です。

人の心を読めるようにはなりません

大学のとある授業で、他の学部の人と交流する機会がありました。

大体、大学では初対面でお互いの学部を聞くのが主流です。

私が心理学専攻のことを伝えると、「心を読まないで〜!」と言われたことがあります。

 

これは大きな誤解です。

どんなにすごい心理学者でも心を読むことはできません。

少しばかりの行動の予測ぐらいはできるかもしれませんが、目を見ただけで全てがわかるだなんてことはありえません。

文系理系は関係ある?

心理学=文系と思われがちですが、案外そうでない部分もたくさんあります。

まず心理学に統計学は必須です。心理学は科学の一部なので、実験等で分析する際に必要となります。

私の通っている大学は、一年の秋学期から二年の秋学期まで合計三学期間統計が必修でした

しかし、それだけでは少し卒業論文などを書く際に不十分なので、三年生の春学期と秋学期も選択式ですが授業があります。三年生から心理統計ソフトHADを用いた、ようやくパソコンでの作業になりました!

 

心理統計で使う数学レベルは高校数学IAレベルなので文系でも対応可能ですが、数学アレルギーの方には正直辛いと思います。

 

また、心理学はヒトの心を探る学問なので、生物学的な知識が必要になる授業もあります。

特に、公認心理師を目指しているのであれば、生理心理学/神経科学・人体の構造の授業は必修です!

高校生の時に生物系の授業を取っていなかったのであれば、少しばかりは予習した方がいいでしょう。

 

日本で多くの場合、心理学は文系と言われていますが、海外では心理学を理系学問として扱う大学も多くあります。そのため、心理学は文系理系問わず入学、そして学ぶことが可能です!

レポートが多い

一般的な講義スタイルの心理学の授業では、成績評価も他学部と同じようにテストであることが多いです。

しかし、問題は実験実習の授業です!

 

大学にもよるかと思いますが、私の通っている大学ではレポートが多かった。

特に二年生は一つの学期で3つか4つのレポートを書きます。

 

心理学のレポートは他の学部のいわゆる普通のレポートとは全く違います。

レポート=実験のまとめ・報告書なので、序論・方法・結果・考察までビッシリ書きます。

最近、他学部の友達にレポートを見せたら「専門的で全然何書いてるかわからない」と言われました(笑)

実験によって変わりますが、全部で文字数が1万字近くいくこともありました。

授業で実験をした後、エクセルなどで分析してレポートに結果を書きます。

さらに、C以下を取るとやり直し(連続でCを取ると単位無し)制度だったので、一夜漬けは絶対にNGです。

 

バイトや部活で忙しい人にはかなり大変な課題です。ただし、頑張ってやるに越したことはありません。

運動部の友達はうまく図書館などで時間を見つけてやって、レポートでAをもらっていました!

心理テストはやりません

心理学=心理テストという概念は捨てましょう(笑)

入学後、質問紙調査には幾度と回答しましたが、いわゆる一般的な心理テストは話に出たことも、もちろんやったことないです。

 

心理テストの類でいうとMBTIなどの流行りの性格診断も未だ授業内で見聞きしたことはないです。

ただ性格診断をきっかけに人の心に興味を持つこと自体は、いいことだと思います!

 

また今年「繊細さん」などで世間に名前が知れ渡ったHSPの話も今のところ聞いたことがありません。

私自身HSS型HSPなので興味があるのですが、大学で学ぶ内容ではなさそうです。

公認心理師とは?

日本で今まで精神科医を除いた心理職のトップといえば臨床心理士だったのですが、2018年より国家資格である公認心理師が誕生しました。よって国内での主流は公認心理師になるでしょう。

 

公認心理師とは、福祉、医療・保健、教育、司法、産業・労働の分野において活躍する日本初の心理職の国家資格です。詳しくは、公式ページを確認ください。

公認心理師になるには、学部生の段階から特定の科目を履修したり、実習に出る必要があります。

私は資格取得を目指していませんが、目指している友達を見ているとかなり課題や実習で忙しそうな印象です。

しかし、ここでも例の運動部の友達が部活動および公認心理師になるための勉強を両立しているので何事もやる気次第です!

ちなみに臨床心理士と同様大学院にも通う必要があります。

この公認心理師の単位取得などに大学が対応しているかどうか、大学選びの際は留意しましょう!

まとめ

かなり現実的な話をしましたが、いかがだったでしょうか?

心理学は高校生までに学ぶ機会があまりないので、どうしてもフワッとしたイメージを持ちがちですが心理学=科学とのように、しっかり実験、レポートなどとテスト期間以外にも忙しい日々が多いです。

しかし、勉学と部活動やアルバイトとも勿論両立は十分可能です!頑張るか頑張らないかは貴方次第!

 

就職の話は私自身もまだなので身の回りのことはわかりませんが、大学院に進学する人は1-2割程度、他は一般企業が多いイメージです。また私が一通り経験し終えた後に、報告できたらいいなと思います。

 

学部選びは情報収拾が重要!入学後に後悔しないように、色々調べて見てください!

YouTubeで「心理学専攻」などと検索して動画を見ることもオススメです。

自分ぴったりの学部に入学できるように応援しています!